バイバイスラム! 活動マニュアル
バイバイスラムへようこそ!このガイドブックは、プログラムに参加する高校生のみなさんが、活動をスムーズに進められるよう作成されました。ケニアのスラムに住むお母さんたちの自立支援という大切な活動に、あなたも仲間と一緒に取り組んでいきましょう。このガイドでは、活動の目的から具体的な進め方、使用ツールの説明まで、必要な情報をわかりやすくまとめています。わからないことがあれば、いつでもこのガイドを参照してください。みなさんの活動が充実したものになることを願っています!
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プログラムの概要と目的
バイバイスラムプロジェクトは、ケニアのスラムに住むお母さんが「15,000円を貯めてUberドライバーとして自立」することを最終目標に、高校生がAIを先生代わりにしながらビジネス提案を行うプロジェクトです。Zoomで現地と交流し、課題をAIで分析、解決策を考える学びと社会貢献の融合型活動です。
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活動内容
AIツールを活用しながら課題解決に取り組みます。Zoomを使って現地と直接つながり、リアルタイムで状況を共有しながら進行します。月に2回のオンラインミーティングによりマーケティング、商品開発、財務管理など、ビジネスの様々な側面をチームで協力して進めていきます。
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参加条件と準備物
高校生を対象としています。英語が苦手でも大丈夫です。現地とのコミュニケーションはチーム内で助け合ったりディレクターがサポートしてくれます。自分のパソコンかスマートフォンをご用意ください。安定したインターネット環境が必要です。好奇心と積極的な姿勢があれば、特別なスキルは必要ありません。
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活動時間帯
現在の定期活動は以下の時間帯に行っています。
・第1・第3土曜日 20:00〜21:00/22:00〜23:00
・第2・第4土曜日 20:00〜21:00/22:00〜23:00
※第5週土曜日は活動をお休みしています。
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最終成果
ケニアのお母さんに15000シリング(約16000円)をビジネスによって貯金してもらい、車の免許を取得してもらいます。その後は車を貸してくれる友人をお母さんに探してもらい、ウーバータクシーの運転手になり、平均的な給与を得ることで家族でスラムを脱出してもらいます。
高校生がケニアのお母さんの家族と人生を直接変えることのできる日本初の画期的なプログラムになっています。真剣に活動に取り組み、高校生が社会で役にたつスキルをつけることはもちろん、人の人生を変える経験をして欲しいと思います。
活動参加までの流れ
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公式ラインに登録(STEP 1)
まずは公式ラインアカウントを友達追加してください。登録後、担当スタッフからプログラム詳細と次のステップについての連絡が届きます。
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入金手続き(STEP 2)
バイバイスラム公式ホームページの中段にある「手続きに進む」ボタンをクリックし、画面の指示に従ってお支払い手続きを完了させてください。
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Slackへの参加(STEP 3)
登録完了後、Slackワークスペースに招待されます。参加後、自分のチームメンバーを確認し、チームチャンネルで自己紹介をしましょう。他のメンバーとの交流を始めることで活動がスムーズになります。
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チームの確認(STEP 4)
ルーム番号確認表を確認して、自分のチーム配属を再確認してください。チーム情報はプログラム進行において重要ですので、確認しておきましょう。
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初回顔合わせと活動開始(STEP 5)
指定された日時に、案内されたZoomリンクから初回顔合わせミーティングに参加してください。このミーティングで今後の活動内容や進め方について詳しい説明があり、正式に活動がスタートします。
プログラムの詳細(スラムのお母さんについて)
貧困  ~ すべてが足りない生活〜
ケニアのスラム地域に住むお母さんたちは、毎日、水汲みや洗濯といった日雇い仕事をしながらわずかな収入を得ています。トタン屋根の小さな小屋に家族全員で暮らし、電気や水道などのインフラも十分に整っていません。雨季には浸水の危険性があり、乾季には水不足に直面します。多くのお母さんたちは、朝早くから夜遅くまで働いても、家族を養うのに十分な収入を得ることができません。
厳しい経済状況
  • 1日の手取りが300円から400円程度
  • それも家賃や食費で立ちまち消えてしまう
  • 貯金をできる人はほぼいない
  • 急な出費(医療費や学費など)に対応できない
  • 借金の悪循環に陥りやすい環境
日々のリスク
  • 軽い病気も大きなリスクになります
  • 空腹と戦う日々が現実です
  • 不衛生な環境下での生活
  • 安全な飲料水や衛生設備へのアクセスが限られている
このプログラムは、こうした厳しい状況にあるお母さんたちの自立を支援し、持続可能な収入源を創出する手助けをすることで、家族全体の生活基盤を安定させることを目指しています。
スラムのお母さんたちは、困難な状況にあっても子どもたちの未来のために懸命に努力しています。しかし、教育や技術訓練の機会が不足しているため、より良い仕事に就くことができず、貧困の連鎖から抜け出すことが困難です。お母さんたちにビジネススキルや職業訓練を提供することで、彼女たち自身の力で貧困から脱却する道を開くことができます。
本プログラムで目標金額(15000シリング)を達成した暁には、運転免許を取得してもらい、車を貸してくれる友人を探してタクシードライバーになってもらいます。貯金がさらに十分貯まったらスラムから家族で抜け出してもらいます。
プログラムの流れと詳細(高校生側)
最初の2ステップの後、3~5のステップは繰り返し行いながらビジネスを改善していき、6番目のステップで最終発表を行います。
AIとビジネスの学習・スラムについて知る(1ヶ月)
高校生全員が一緒にAIやビジネスについて学び、知識とスキルを共有しながら実践的な理解を深めていきます。
チームでの目標設定
まずは800シリング以内でできるビジネスから始め、段階的に15,000シリング(UberTaxiの運転免許取得)を貯金できるようなビジネスの提案を行い、最終目標を目指します。
課題をヒアリングして、ビジネスを考案する
学んだ知識を活かし、実現可能なビジネスプランをお母さんに提案します。お母さんの強みや地域の特性を考慮した持続可能なビジネスモデルを一緒に検討します。
ビジネス提案をお母さんに行う
NotebookLMを使い議事録を作成します。それを活動シートに記入し、Slackで情報共有を行います。
振り返りとビジネスの課題を分析して改善する
定期的に進捗を確認し、必要に応じて戦略を調整していきます。繰り返しながらビジネスを改善していきます。
目標到達したらプレゼンテーションを行う
15,000シリング達成後、プログラムの成果をまとめたプレゼンテーションを作成し、チーム全体の前で発表します。ビジネスプランの成果、お母さんとの協働体験、学んだスキルを共有します。
この3つのステップを何度も繰り返しながら、より良いビジネスプランへと発展させていきます。目標値に達成したらスライドを作成してプレゼンテーションをみんなの前で行います。
ケニアのお母さんへのビジネス提案
スラムに住むお母さんたちの自立を支援するスモールビジネスの提案方法とコツをご紹介します。
実現可能性
現地で入手可能な材料と簡単なスキルで始められること
低コスト・高利益
初期費用ゼロに近く、利益率の高いビジネスモデル
持続可能性
毎日続けられる安定した需要があるビジネス
成功事例:ゆで卵販売(原価10円→売値30円)、洗濯サービス、中古服再販売、露店でのおやつ販売など
その他の成功事例:
ビーズアクセサリー製作(現地の伝統的な技術を活かした観光客向け製品、材料費200円→売値1000円)
チャパティ(地域住民のM-PESA取引を代行し手数料を得るサービス)
家庭菜園・野菜販売(小さなスペースでも栽培可能な野菜を育て、近隣住民に販売)
理髪・編み込みサービス(最小限の道具で始められる美容サービス)
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ヒアリング
お母さんの生活状況や困りごとを聞き取ります
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アイデア出し
チームでアイデアを考え、AIも活用します
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アイデア選定
3つのコツを基に現実的な案を選びます
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提案と改善
シンプルに説明し、反応を見て改善します
重要なのは「すごい案」ではなく「お母さんが実際にできるか」という視点です。皆さんの提案が彼女たちの人生を変える一歩になります。
ビジネス提案の共有方法
ビジネス提案が確定したら、Slackの「ビジネス提案チャンネル」に所定のフォーマットに従って提案書を投稿してください。
他のチームの提案も参考にすることで、より良いアイデアが生まれます。また、ディレクターからのフィードバックを受け、提案を改善していきましょう。
プログラムに参加することで伸びるスキル
マーケティング能力
市場調査や顧客ニーズの分析、販売戦略の立案
財務管理スキル
収支計画の作成、コスト管理、利益計算の基礎知識
コミュニケーション力
異文化間での効果的な意思疎通と信頼関係構築
プロジェクト管理
目標設定、進捗管理、問題解決のための計画立案
英語力
国際的なビジネス環境での意思疎通や情報収集のための基本的な英語スキル
このプログラムでは、実際のビジネス運営に必要な実践的なスキルを活用します。これらのスキルは初心者レベルから始められるよう設計されており、プログラムを通じて段階的に習得していくことができます。活動の中で身につけたビジネススキルは、将来のキャリア形成にも大いに役立つでしょう。
プログラムの進め方
チームやお母さんとの信頼関係の構築
お母さんとの初回顔合わせでは、積極的にコミュニケーションを取りましょう。お母さんのことをよく知ることが成功への第一歩です。
Slackとzoomの積極的な活用
チームとの連絡やミーティングにはSlackとZoomを活用しましょう。定期的な情報共有がプログラム成功の鍵です。
サポートを使う
進め方に不明点があれば、スラックの「#質問チャンネル」での質問や、大学生ディレクターに相談することができます。
目標管理
効果的なプログラム進行には、適切なコミュニケーションと目標管理が不可欠です。バイバイスラムでは、チーム活動を円滑に進めるための様々なツールを活用しています。
Slackでの議論
チームメンバーと意見交換し、初期アイデアを共有します。スラム支援のお母さんからのフィードバックも取り入れましょう。
目標設定
SMART原則(具体的、測定可能、達成可能、関連性、期限)に基づいた目標を設定します。
議事録シートへの記録
チーム専用の議事録シートに目標と進捗状況を記録します。必ず活動ごとに更新をしてください。
振り返りと調整
定期的にミーティングを行い、進捗を確認して必要に応じて戦略を調整します。活動時間外にもミーティングをしているチームもあります。
※目標設定は一度限りではなく、プログラム進行中も継続的に見直しと調整を行うことが成功への鍵となります。
記録と共有の方法
活動シート(議事録シート)での記録
活動シートはミーティングを代表者が録音し、それをファイルとしてアップロードしてGoogleのNotebookLMに入れて議事録を1000文字程度で作成してください。
  • ミーティングの議事録
  • ヒアリング内容とお母さんの反応
  • 提案したビジネスアイデアの詳細
  • 次回までのアクションプラン
活動シートはプログラムの進捗管理と振り返りに不可欠です。
Slackでの共有
チーム内でのコミュニケーションはSlackを活用しましょう。
  • 活動に関する相談はチームのチャンネルで!
  • 質問や相談は #質問やわからないこと チャンネルへ
  • 写真や動画も積極的に共有しましょう
他チームの活動も参考になります。定期的にチェックしましょう。
活動の進め方とサポート情報
リーダーの役割
チームのビジョン共有、ミーティング進行、タスク管理、メンバーサポートを担当します。メンバー全員がリーダーシップを経験できるよう、月ごとに交代制で決定します。
言語サポート
英語が話せない場合はChatGPTの音声入力機能を活用できます。NotebookLMが使えない場合は、保護者の方に手伝ってもらうのがいいかと思います。
証明書発行
参加率や達成度、コミュニケーション能力の評価が記載されます。高校3年生は8月に早期発行を申請できます。
質問対応
質問や不明点はSlackの#質問相談チャンネルでいつでも受け付けています。
コミュニケーションツールと活動管理
Slackの活用法
Slackはチームメンバー同士のコミュニケーションに使用します。活動前の打ち合わせや、活動後の感想共有、アイデア出しなど、積極的に活用しましょう。
リーダーは週に一度、進捗確認のためのスレッドを立て、メンバーの活動状況を把握しましょう。Google NotebookLMが使えない場合は、Slackで議事録を共有し、音声ファイルをチームで分担して文字起こしする方法も有効です。
公式LINEの使い方
公式LINEは運営への質問や事務的な連絡に使います。質問内容に対応する番号を送ると、自動的に回答が返ってきます。
  • 初回講習や参加スケジュールの確認
  • 支払い手続きに関する質問
  • 議事録作成方法の確認
  • 証明書発行に関する問い合わせ
Zoomの使い方
Zoomは遠隔でのミーティングやケニアのお母さんとの通話に使用します。事前に使い方を確認しておきましょう。
  • カメラとマイクの設定を事前にテストする
  • 安定したインターネット環境を確保する
  • 画面共有機能を使ってプレゼンテーションを行う
  • 必要に応じて録画機能を活用する
AIツールの活用
ChatGPTを活用して不明点を解決することもできます。バイバイスラム専用のChatGPTは活動に関する質問に答えてくれるため、わからないことがあればまず相談してみましょう。
英語でのコミュニケーションが難しい場合は、DeepLやChatGPTの翻訳機能を使用することも可能です。
活動証明書の発行について
活動証明書の申請方法についてご案内します📣
この証明書は総合型選抜(AO入試)・推薦入試・課外活動の実績資料として活用できます。
🔻 証明書申請フォーム(1人1回のみ)
※活動はまだ継続中ですが、現時点の「貯金額」を記入してください。
【記入ガイド・入力ルール】※必ず確認
  • 氏名:フルネームで記入(例:山田太郎)
  • 生年月日:西暦表記(例:2007年4月15日)
  • 学校名:正式名称で記入(例:〇〇高等学校 / ×〇〇高校)
  • 活動期間(開始日・終了日):「ルーム番号確認表」から自分のルーム番号を確認し、活動期間を記入
  • 基本ルール:活動開始日から1年間
  • 短期参加の人:実際の期間を正しく入力
  • 活動参加回数:「月2回 × 参加月数 − 欠席回数」で計算(例:3ヶ月参加・2回欠席 → 6−2=4回)※2回程度の誤差はOK
  • スラムのお母さんの名前:ルーム表を参照し、日本語表記で記入(例:ステラさん)
  • 提案したビジネス名:具体的に記入(例:チャパティ販売、ベビーシッター、ゆで卵ビジネス 等)
  • お母さんの貯金額:最新の貯金額を記入すること
  • 活動の感想:自由記述(目安:300文字)
【提出に関する注意】
  • フォーム提出から1週間以内にSlackでPDF証明書をお送りします📩
  • 証明書はダウンロード・コピー・印刷OK
  • 虚偽の記載・明らかな不備がある場合、発行を取り消す場合があります。
【重要|申請タイミングについて】
  • 原則:活動が終了してからの申請を推奨
  • 受験で必要な人:毎年8月時点の貯金額を記入して提出してください(高校3年生向けの早期発行)
  • 高校1・2年生:証明書は発行できますが、できるだけ活動終了後に申請してください。
  • 発行受付期間:高校3年生は11月まで
  • 個別事情による内容修正・例外対応は行いません。
【よく使うリンク】
Slackの使い方
Slackは重要な情報を受け取ること、チームメイトとコミュニケーションをとることなどに使うツールです。とても重要なツールですので、使い方をよく理解してください!
アプリのインストール
スマートフォンとパソコンの両方にインストールしましょう
ログイン設定
招待メールからワークスペースに参加します
チャンネル確認
各チャンネルの目的を理解して適切に利用しましょう
Slackチャンネルの使い分け
#01-全体連絡
運営からの重要なお知らせが投稿されます。
#02-バイスラ高校生交流
参加者同士の交流や情報共有の場です
#03-質問や分からないこと
活動に関する疑問点を相談できます
#04-ビジネス提案チャンネル
お母さんへの提案アイデアを共有する場です
#05-活動中の連絡
活動中の重要な連絡や調整に使用するチャンネルです
ルームごとのチャンネル
活動の進捗や成果を共有するための場です
それぞれのチャンネルの目的を明らかにして適切に利用しましょう。チャンネル#5は活動中の連絡用です。
通知設定について
通知がオフになっていると、大事な連絡を見逃す可能性があります。メッセージを送る際は、@channel@相手の名前 をつけるようにしてください。このプログラムでスラックでの返信が滞ると目標達成は困難になりますので、スラックの通知設定は必ずONにしておいて下さい。
例:「@yamada さん、○○について確認お願いします!」 これにより、相手に確実に通知が届き、円滑なやり取りができます。
公式Lineの使い方
バイバイスラムプロジェクトでは、参加者・保護者・関係者の皆様と円滑なコミュニケーションを目的として、公式lineアカウントを運用しています。
緊急連絡用ツール
Slackで連絡が取れない場合の緊急連絡用として活用してください。重要な連絡事項や急ぎの質問がある場合に便利です。
活動に関する情報共有
運営からのプログラムの最新情報や活動に関する重要なお知らせを受け取ることができます。友だち追加をして最新情報をお見逃しなく。
バイバイスラムのSNS
Instagram
Instagramでは、スラムの今をリアルタイムで発信しています。クイズ形式の投稿など、楽しく学べるコンテンツも盛りだくさんです。ぜひフォローしてチェックしてみてください!
YouTube
YouTubeでは、ケニアのスラムに暮らす人々の日常や、彼らが取り組むスモールビジネスの様子を発信しています。現地のリアルな姿を、映像を通して伝えています!
ディレクター一覧
ディレクターの役割について
  • プログラム進行のファシリテーション:定期的なミーティングの開催、進捗管理、問題解決のサポート
  • 専門知識の提供:各ディレクターの得意分野に基づいた専門的なアドバイスや指導
  • コミュニケーション支援:現地の方々との効果的なコミュニケーション方法や異文化理解のサポート
  • ビジネスアイデア構築:持続可能なビジネスモデルの構築や市場分析のサポート
  • プレゼンテーション指導:効果的な発表方法や説得力のあるプレゼン資料の作成支援
ディレクターには各自専門分野がありますが、チームとして連携しながら皆さんのプログラムを多角的にサポートします。困ったことがあれば、どのディレクターにも相談でき、適切な助言が得られるようになっています。Slackでの連絡や定期ミーティングを通じて、積極的にディレクターを活用してください。
小林いしん(全体統括)
運営統括と全体管理をしています!ビールとサウナと旅が趣味。今は世界中を旅したいですね!
宮田久也(運営)
ケニア歴23年です。スラムのこと、ケニアの商習慣、お母さん達の仕事、子ども達のこと、ご質問頂ければ、何でもお答えします!
井川華音
みんなに寄り添えるディレクターになれるよう頑張ります!!よろしくお願いします!
藤島みずき(12月復帰)
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部3回生です。東南アジアに旅行するのが大好きです!ケニアにもいつか行ってみたいな!
小林悠心(Dリーダー)
中央大学法学部の1年生です。高校生の時にフィリピンのスラムを訪れたことをきっかけに貧困問題に興味持ち始めました!よろしくお願いします!
安田雪乃(お休み中)
初海外でケニアに挑戦!チャレンジ精神は誰にも負けない大学2年生です。自分の経験も活かし、全力でサポートします!
畑中ゆら(12月復帰)
普段はボランティアやダンス、国際交流をしています!将来は貧困に携わっていきたいと考えています。私たちもサポートするのでどんどんみんなでチャレンジしていきましょう!
瀬江仲ありしゃ(1月復帰)
イギリス在住で日本とスリランカハーフの大学生です。国際協力や支援について考えるのが大好き!15年間バレエやってます
萩原瑚子
大学1年生です!ケニアでの活動を活かしてサポートがんばります!
ディレクターは皆さんの活動を全力でサポートします。わからないことや相談したいことがあれば、気軽に声をかけてください。
活動の注意点・禁止事項
オンラインと現地をつなぐ活動のため、不確実な状況や予定変更が発生することがあります。安全で円滑な運営のため、運営からの指示や注意事項を必ず守ってください。重大な違反があった場合は、活動継続が難しいと判断し、退会をお願いすることがあります。
1. 活動中の注意点
  • 積極的に話す姿勢を持とう:話すのが苦手でも「うなずく」「笑顔で反応する」だけでOK。
  • 画面と音声はONに:信頼関係のために表情が見えることが大切です。
  • 早く終わっても勝手に退出しない:必ずディレクターの了承をもらってから退出してください。
  • 静かな環境で参加:音がうるさい場所ではミュートを活用。
  • 1ヶ月に2時間しかない活動時間を有意義に:活動中はできるだけケニアのお母さんに向き合いましょう。話す内容や役割などは事前に準備しておくこと。
2. Slackの使い方の注意点
  • すべての連絡はSlackで行う:活動に関する大切な情報や連絡がきますので必ず通知をONにしてください。
  • 既読スタンプや一言返信を:確認したことをチームに伝えましょう。リアクションをしないと既読したかどうかわかりません!
  • Slack以外でのやりとりは禁止グループLINEやSNSの交換は禁止です。破った場合、班全体にペナルティがある可能性があります。
  • Slackに入れるのは高校生だけ!:高校生の保護者様やケニアの人はスラックに入れませんのでご注意ください。
3. ビジネス提案の注意点
  • お母さんの身の回りのものだけで考える:ケニアで手に入る物・道具だけで完結するビジネスにする。クラウドファンディングや日本からの貿易などは禁止です。また、高校生がビジネスの仕事を担うことも禁止しています。あくまで高校生は提案にとどめてください。(ちらし作成などは除く)
  • 高校生がいなくなっても続けられるか?:提案は「お母さん1人で継続できるか」を基準にする。
  • 初期費用は800シル以内に:失敗したときのリスクが少ないビジネスにする。
  • 夢を語るより、現実的なアイデアを:再現性と持続可能性が重要です。
4. その他の注意点
  • お母さんの欠席や通信トラブルはよくある:焦らず臨機応変に対応してください。
  • Zoom画面に複数人映る場合あり:誰が今日の対象のお母さんか、最初に確認を。
  • 活動後すぐに振り返りを:記憶が新しいうちにチームで共有し、次回に活かそう。
  • 困ったらすぐディレクターに連絡:Slackの「活動中の連絡チャンネル」やブレイクアウトルームで声をかけてOK!
よくある質問 (FAQ)
プログラム参加者からよく寄せられる質問をまとめました。活動中に困ったときの参考にしてください。
コミュニケーションに関する質問
お母さんとの会話が途切れたらどうすればいいですか?
通信状況が不安定なことがよくあります。焦らず待ちましょう。状況が改善しない場合はディレクターに声をかけるか、スラックの「活動中の連絡」チャンネルで運営に連絡してください。
ケニアの文化や習慣で気をつけることは?
宗教的な配慮や現地の生活習慣に敬意を払いましょう。
お母さんが提案に消極的な場合は?
無理強いせず、別の角度からアプローチしてみましょう。なぜ消極的なのかを明らかにした上で対策を考えていきましょう。
ビジネス提案に関する質問
ビジネスアイデアが思いつかない場合は?
お母さんの日常や得意なことを詳しく聞いてみましょう。AIを積極的に活用しながらお母さんでも実行できるような現実的なビジネスを考えてみてください。どうしても進まない場合はディレクターに頼っても大丈夫です!
初期費用800シルはどのくらいの金額ですか?
日本円で約1,000円程度です。スラムに住むお母さん等に取っては大きなお金になります。
ビジネス提案の成功例を知りたいです
過去の活動記録やディレクターに相談してみましょう。
ビジネスで提案することがなくなったりとまったらどうすればいい?
AIに議事録を読ませてやることを見つけてください。活動をしている以上やることがない状態はありませんのでAIを使用して課題を見つけたりビジネスの欠点などを見つけて、動いてください。
チーム活動に関する質問
グループで意見が分かれたときの対処法は?
ディレクターに相談し、お母さんのニーズを最優先に考えましょう。活動時間以外にも積極的に話し合って解決していくのがいいかと思います。
活動記録はどこまで詳しく書けばいいですか?
具体的な会話内容や気づきを含め、次回に活かせる内容を記録しましょう。議事録は1000文字程度を推奨しています。
病気などで活動に参加できない場合は?
早めにSlackでディレクターに連絡してください。
その他の質問
スラムの実情についてもっと知りたいです
ユーチューブやインスタグラムでケニアの発信をしています。ぜひご覧ください。
活動回ごとのチェックリスト
各活動回で確認すべき重要なポイントは以下の通りです。それぞれの項目を展開して詳細を確認してください。
第1回:高校生初回顔合わせ
開始ルール(必ず確認!)
  • 大学生ディレクターは待たずにすぐ開始してOK!
  • 5人未満でも5分経過で開始!
🧑‍🤝‍🧑 1. 自己紹介(約5分)
各自、以下を1人ずつ話してください:
  • 名前
  • 学年
  • 住んでいる都道府県
❄️ 2. アイスブレイク(約10分)
テーマの中から自由に選んで会話を広げよう:
  • 最近やらかした、ちょっと恥ずかしい失敗は?
  • 小学生の頃の「今思うと黒歴史だったな~」ってエピソードは?
  • 昔すごく変な勘違いをしてたことってある?
🎲 3. 〇〇と言えば?ゲーム(約15分)
回答はバラバラでもOK!メンバー理解が目的!
🔗 4. Slack確認(約10分)
  • 参加者全員、Slackルームに入っているか確認
  • もしメールアドレスが追加されていない場合は:
     → バイバイスラム公式LINEに
     「SLACKに下記のメールアドレスを追加してください」+メールアドレスを送信
🧑‍✈️ 5. 今月のリーダー選出(約5分)
  • 選ばれたリーダーは、次回議事録をAIで作成する役割です
  • AI議事録の使い方は、LINEに「⑮」を送ると自動返信されます!
     → 事前に使ってみて、録音できるか確認してください
📝 6. 活動メモ提出(退室後)
下記Googleフォームより記入:
本日は以上です!
お疲れさまでした!最後にSlackで一言コメントして退出してください 😊
第2回:ルール確認&ケニアを知る回
🎯目的
  • バイスラの活動ルール・進め方を全員で理解する
  • ケニアの現状を調べて、現地への理解を深める
  • 今後の活動に向けて「不明点ゼロ」の状態にする
🕒全体構成(60分想定)
1. オープニング&前回の振り返り(5分)
  • リーダーから一言:「今日の目的と流れ」を共有
  • 前回の印象やSlackでの感想を1人ずつ簡単にシェア
2. マニュアル確認&共有タイム(20分)
  • 📘目的:全員でルール・進め方をそろえる
  • 進め方:
  • みんなで事前に読んできたマニュアルの中から、
     「大事だと思ったポイント」や「気になった部分」を1人ずつ共有(各1分目安)
  • 「なぜそれが大事だと思ったか」も一言添える
  • 🗣話し合いテーマ:
  • 「リーダーや議事録の役割はどう分担すればスムーズ?」
  • 「Slackでの連絡ってどんな時に必要?」
  • 「このルールはどういう意味があると思う?」
  • ゴール:
  • 議事録シートの使い方・リーダーの役割・Slackでの報告方法を全員が理解する
  • 不明点があればここで全部クリアにする!
  • ※ディレクターは基本見守り、質問が出たらフォロー程度
3. ケニア調べ&共有(20分)
  • 📍目的:現地の文化・課題・生活を知る
  • 進め方:
  • 2〜3人ずつのグループに分かれてテーマ別リサーチ(5分)
  • 例)
  • A:ケニアの場所・気候・文化
  • B:教育・仕事・貧困の現状
  • C:女性の働き方・ビジネスの課題
  • 各グループが2〜3分で発表(話す人を決めて)
  • 🗣共有後ディスカッション:
  • 「思ってたケニアと違った点」
  • 「どんなサポートが必要だと思った?」
4. まとめ&次回に向けて(10分)
  • 今日の学びや気づきを一言ずつ共有(1人20秒程度)
  • Slackに「今日の感想・気づき」を投稿📲
  • 次回は「お母さんたちのビジネス事例」や「質問内容を考える」回へつなげる
💬活動メモ提出(退室後)
  • Googleフォームに記入 → Slackで「おつかれさまでした!」と一言コメント
第3回:ケニア初顔合わせ
💬 1. 軽い雑談(お母さんの緊張をほぐす)
  • 「今日は来てくれてありがとうございます!元気ですか?」
  • 「今朝はどんなことをしていましたか?」
🧍‍♀️2. お互いの自己紹介
  • お母さんへ促す(名前・年齢・スペルも確認)
  • メンバーの自己紹介(ニックネーム・年齢・日本のどこから来たか)
  • 例:「Hi, I’m Yui! I’m 17 years old and from Osaka, Japan. Nice to meet you!」
🔷 ステップ2:質問パート(30〜40分)
※必ず順序に沿って「属性→体験→気持ち→解決策」の流れを意識してください。
🟢 A:属性(事実ベース)
  • お母さんの名前のスペル・年齢
  • 現在の仕事(例:水汲み、洗濯など)
  • 仕事で得られる収入(例:水汲み=1回10シル×10回=100シル)
  • 働く頻度(週何回?)
  • 同じ家に住む家族の人数
  • 家族全員の名前・年齢・関係性
  • 他に収入がある人がいれば、その仕事と収入
  • 家族全体の月収(計算して聞く)
🟡 B:支出状況の確認
  • 支出① 家賃(例:2500~3500シル)
  • 支出② 光熱費(月300~500シル)
  • 支出③ 学費(1人500~1500シル × 子ども数)
  • 支出④ 食費(1日100~250シル × 30日)
  • 支出⑤ その他(医療費・交通費などがあれば)
  • 支出総額
  • 収支計算:月収 ー 支出=〇〇シルの赤字 or 黒字
🔴 C:体験→気持ちに踏み込む質問
  • 1日何回食事をしていますか?
  • お金がなくて食べられなかった日の体験はありますか?
     → どんな気持ちでしたか?
  • 他のお母さんに食事をもらった経験はありますか?
     → その時の気持ちは?
  • 子どもに物をせがまれて買えなかったことは?
     → どんな気持ちでしたか?
  • 家賃が払えず追い出された経験は?
     → 気持ちは?
  • 出産時の大変な思い出は?
     → どんな気持ちが残っていますか?
🟣 D:解決に向けた意識の確認
  • 問題を解決するために、収入を増やすことは大切だと思いますか?
  • 収入が増えたら、どんな問題が解決できそうですか?
  • お母さんが「幸せだな」と感じる瞬間はどんな時ですか?
🟤 ステップ3:終了後の作業
📝 ⑤ Slackに議事録を投稿(リーダー担当)
録音をもとに、要点で構いません。AI議事録を活用して整理。
✍️ ⑥ バイバイスラム活動メモを各自記入
🔚 最後に
「お母さんのことを“支援対象”ではなく、“対等な存在”として尊重する」ことが、この活動の第一歩です。信頼関係を築くことを一番大事に、心を込めて対話をしてください。
第4回の活動
🕊️【STEP 1】信頼関係づくり(10分)
  • 笑顔であいさつ。「また会えてうれしいです!」など一言
  • 雑談:最近の生活・子どもとのことなど
  • お母さんへの感謝を伝える
  • 安心して話せる空気づくりを意識(無理に聞かない、相槌など)
🧾【STEP 2】お母さんの状況をさらに詳しくヒアリング(15分)
以下を丁寧に聞いてください(前回の情報のアップデート含む):
  1. 仕事の種類・頻度・収入(例:水汲み・洗濯)
  1. 家族構成・家計状況(収入と支出)
  1. 家賃・光熱費・学費・食費・その他の支出
  1. 食事回数/困った体験・感情/将来の不安
  1. 今どのくらいの貯金があるか?
︎ Slackに議事録を記入
🔄【STEP 3】バイバイスラムの考え方の説明(10分)
🌱なぜ貧困が続くのか
  • 水汲み・洗濯の仕事は、収入がすぐ生活費に消える(例:週800シル→0に)
  • 一方、800シルで卵を買ってビジネスに使ったお母さんは、1200シルに→さらに鶏を育てて1800シルに
ポイント:「お金を使って“お金を生むもの”を買うことが、自立の第一歩」
🚕【STEP 4】目標の共有(5分)
💡最終目標:15,000シル貯めて運転免許取得 → タクシードライバーへ
  • タクシードライバーは高収入(15分で400シル)
  • 学歴や特別な技術がなくても資格で働ける
  • ナイロビでは、車を借りて働く人も多く、初期費用ゼロで始められる
︎ 自分の努力で「将来が変わる」という希望を感じてもらう
🛍️【STEP 5】スモールビジネスの選定準備(15分)
① お母さんに質問
  • 「スラムのお母さんたちは、どんな小さなビジネスをしてる?」
    最低10個のスモールビジネスを聞く
② お母さんに伝えること
  • 初期費用800シルで始められるビジネスを1つ選んでもらう(例:卵販売、小物販売など)
  • 最初は必ず水汲み・洗濯で800シルを貯めることからスタートすること
  • 生活費とビジネス資金は絶対に分けること!
🔍【STEP 6】次回までの宿題(リサーチ依頼)
お母さんに伝えること:
︎ 選んだビジネスについて、次回までに成功例と失敗例の両方を調べてきてほしい
調査内容:
  1. 初期費用はいくら?何が必要?
  1. 原価と売値は?
  1. うまくいってる人の収入・コツ(顧客のつかみ方など)
  1. 失敗した理由(例:仕入れミス、競合が多すぎた等)
  1. 今あるお金で始められるか?
💡リサーチ対象は近所の経験者に聞いてもらうこと
クラウドファンディングや援助頼みは禁止(本人の力での持続可能性が大事)
第5回の活動
🎯 目的
お母さんがリサーチしてくれたビジネスアイデアをもとに、チームで内容を深掘りし、実行可能なビジネス提案としてまとめる。
📝 作業ステップ
  1. Zoom交流(4〜5回目)までに実施
  • お母さんに「何を調べてきたか」「どんなアイデアがあるか」をヒアリング
  • お母さんの貯金額やリソースを確認
  • 「このビジネスは本当に実行可能か?」をチームで話し合う
  1. 提案内容の整理(以下フォーマットを使用)
  • 事業名
  • どんな商品・サービスか
  • 対象となるお客さん
  • 初期費用(お母さんの貯金で足りるか?)
  • 1日/1ヶ月の売上見込み
  • お母さんがやりたい気持ちがあるか(意欲)
  • 不安な点 or サポートが必要な点
  1. Slackに投稿
  • 上記を整理し、1チーム1投稿
  • 投稿後、バイスラ運営が現地スタッフを通じてお母さんに確認・説明を行います
第6回以降の活動
各チームでビジネスを考え、提案をしてください。一回提案して終わりではなく、提案後もどうしたらさらに利益が出るのか、規模を大きくできるのかなどを考えてください。
【目標達成したら|最終プレゼン準備】
🎯 目的(Purpose)
15,000シリング達成後、これまでの活動の成果・過程・学び・お母さんとの協働をまとめ、チーム全体に向けてプレゼンテーションを完成させる。
📋 アジェンダ(60分)
① 連絡・アドバイス(10分)
  • まずは担当ディレクターに報告(15,000シリング達成)
  • プレゼン内容の方向性について簡単にアドバイスをもらう
  • プレゼンの"目的"をチーム全員で共有
  • 高校生に「何を伝えたいか」
  • byebyeslumでの学びを言語化する
② 活動の振り返りと素材整理(15分)
  • これまでの時系列を整理
  • いつ何をしたか
  • どのZoomで何を話したか
  • どのビジネス提案を行ったか
  • お母さんのZoom中の写真を確認しまとめる
  • Slack議事録シート・活動記録を見返し、使う情報をピックアップ
  • お母さんの属性整理
  • 年齢
  • 家族構成
  • 住んでいる地域
  • 現在の収入状況
  • 支えたい理由
③ プレゼン内容の構成作成(15分)
プレゼンに必ず入れる項目:
  • 自己紹介(チーム名&メンバー)
  • お母さんの紹介(属性/課題)
  • これまでの活動の流れ(時系列)
  • 行ったビジネス提案と成果
  • 活動で工夫した点(行動・課題解決の方法)
  • 協働の様子(Zoom写真・やりとり)
  • 達成後の振り返り(変化・学び)
  • "何人の人がスラムを出られるか"の計算
  • 例:このビジネスモデルで月15,000–20,000シリング → 何ヶ月で家賃が払えるのか
  • 他母への展開可能性
  • 今後の課題と次のステップ
④ スライド制作の方向性を決める(15分)
  • 誰が何を作るのかを決定する
  • 不明点があればSlackでディレクターに質問